「吹田の郷土史から演劇の台本をつくる」を開催しました(ちさと(千里山・佐井寺図書館))
11月4日(水)、ちさと(千里山・佐井寺図書館)にて図書館講座じゅずつなぎ「吹田の郷土史から演劇の台本をつくる」を開催しました。
講師は劇作家・演出家で劇団iaku主宰の横山拓也さん。千里山が舞台の作品「湯けむりに花」(今年2月メイシアターで上演)の作者です。郷土史の1ページからひとつの作品をどう生み出すかについてお話いただき、台本作りワークショップもしていただきました。「動物園」という想定で参加者にひとつずつ言っていただいたセリフ。その順序をちょっと変えるだけで、観客の興味をひきつけるお芝居の導入部ができあがり、皆さん興味津々でした。(写真にある順ではありません。皆さんならどう組み立てますか?)
「湯けむりに花」に出演された市民の皆さん、関係者の方、千里山を愛する地域の皆さんに囲まれ、講師の横山さんは講演後も質問ぜめにあっていました。
図書館フレンズさんに受付・設営などご協力いただきました。
横山拓也さんの作品、「湯けむりに花」の公演DVD、関連図書をご紹介します。
『優秀新人戯曲集 2010』日本劇作家協会/編(ブロンズ新社)
横山さんが日本劇作家協会優秀新人賞を受賞された「エダニク」を収録しています。
『湯けむりに花』小原延之/演出、横山拓也/作、井戸川真子/出演
メイシアターでの上演記録DVDです。出演者は公募と、大阪大学の学生さんから選ばれました。
『千里山70年のあゆみ』千里山自治会広報部/編集(千里山自治会)
「湯けむりに花」はこの郷土史にある『風呂屋騒動』の1ページから生まれました。
『森田たま随筆珠玉選 3』森田たま/著(ぺりかん社)
「湯けむりに花」に登場する森田たま。大正期の一時期千里山に住んでいた作家です。この本に、「千里山」という作品が収められています。「おもちゃの国へ行ったやうな」当時の様子が描かれています。