1.令和5年度佐賀県立図書館 運営方針


(令和5年4月1日)

 佐賀県立図書館は、県の中核図書館としての役割を果たし、県民が生涯にわたり学び続けていく「知の拠点」として、誰もが利用しやすい魅力ある施設を目指している。
 このため、県内市町図書館等支援・連携の強化や県読書バリアフリー推進計画に基づくサービス提供の推進など、次の6つの方針を掲げて事業に取り組む。
 

(1) 県内市町立図書館等に対する支援及び連携の強化


  •  県内図書館の司書等のスキルアップのための人材育成事業の推進
  •  市町立図書館司書等を対象としたテーマ別研究会の開催
  • 「司書のつどい」の開催による図書館間のネットワーク形成の促進と連携強化
  • リーダー司書等県立図書館職員による市町立図書館等に対する巡回訪問による支援
  • 市町立図書館等、大学図書館間の物流システム(相互貸借)の拡充
  • 新刊児童書の一括貸出による市町立図書館の選書や司書研修での利活用(再掲)
  • 児童書等を活用した市町立図書館、学校等に対する支援(再掲)
  • 市町郷土資料の整理・保存への支援推進(再掲)
 

(2) 資料の収集・整理・保存・利用者への提供の充実

  • 県民が必要とする資料や市町図書館等を支援する中核的図書館として必要な資料、地域の歴史・文化・産業等に関する郷土資料等の収集・整理・保存・利用者への提供
  • レファレンスサービス等利用者サービス提供の充実 
  • 館内司書のスキルアップのための研修受講
  • 児童図書の全点購入(再掲)
  • 電子(デジタル)図書の拡充と利用促進(再掲)
  • 図書館システム更新(利用者の利便性向上及び職員の作業効率化)
 

(3) 児童図書の全点購入・利活用推進

  • 児童図書の全点購入(再掲)
  • 新刊児童書を活用した児童図書情報収集・発信
  • 子どもの読書支援サービス強化及びイベント活用による普及促進
  • 児童書等を活用した市町立図書館、学校等に対する支援(再掲)
  • 新刊児童書の一括貸出による市町立図書館の選書や司書研修での利活用(再掲)
 

(4) 郷土資料のブランディング・利活用推進

  • 郷土資料のデジタル化公開の推進
  • 貴重な郷土資料の保存、近世資料の編さん及び公開活用の推進
  • 郷土資料を活用した企画展の開催
  • 東京大学等関係機関との連携・共同研究の推進
  • 市町郷土資料の整理・保存への支援推進(再掲)
  • 県内外にある郷土資料の調査、収集、保存

 
 

(5) 豊富なコレクションを活用した資料情報の発信強化

  • タイムリーなテーマ展示等による情報発信
  • 地域の博物館・美術館施設等との連携事業の推進
  • 地域の伝統文化等をテーマとした文化情報の発信
  • ソーシャルメディアを含めた複合的で効果的な情報発信
 

(6) 県読書バリアフリー推進計画に基づくサービス提供の推進

  • 「みんなの森」等におけるサービス提供と情報発信
  • 電子(デジタル)図書の拡充と利用促進(再掲)