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吹田文学散歩

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【11】千里ニュータウン・青山台・佐竹台・高野台・竹見台・津雲台・藤白台・古江台・桃山台・上山田

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千里ニュータウン『バーバーハーバー 1巻』(全7巻)小池田マヤ/著(講談社),2002年刊主人公の実家が南千里の「空見台」に、友人の床屋は「星見台」にある設定ですが、いずれも架空の地名。しかし、江坂カーニバルプラザ、万博公園、エキスポランドの観覧車、千里南公園など、実在の名所も数多く登場します。特に太陽の塔は、各巻の背表紙にも描かれ、全編を通して重要な役割を果たしています。2007年刊の『バーバーハーバーNG』にも万博公園が盛りだくさんで、太陽の塔が踊っています。こちらをクリック
千里ニュータウン『万能鑑定士Qの事件簿 12』松岡圭祐/著(角川書店),2011年刊ヒロインの「万能鑑定士」が、こともあろうに大阪万博・太陽の塔の鑑定を依頼されます。吹田警察署や津雲台の千里市民センターも出てきます。「へえ、貸会議室がいくつもある。それにホール、プラネタリウムまで・・・。さすが高級住宅街」というセリフあり。(2013年建て替えのため、現在プラネタリウムはありません。)こちらをクリック

 

【12】山田丘・千里万博公園

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万博記念公園・大阪大学『水曜の朝、午前三時』蓮見圭一/著(新潮社),2001年刊著者のデビュー小説であり、ベストセラー。45歳で脳腫瘍のために亡くなった母親が、娘のために残した(1992年頃は録音か?本文は「テープ」とのみ記載)テープを中心に、娘婿がその人生をたどっていきます。翻訳家で詩人だった母親は、20代の始め大阪万博のコンパニオンとして働いていて、各国のパビリオンの様子や当時の喧噪が描かれています。こちらをクリック
万博記念公園・大阪大学『20世紀少年 1巻』(全22巻)浦沢直樹/著(小学館),2000年刊万博記念公園が登場する本。こちらをクリック
万博記念公園・大阪大学『いとしのドリー』風野潮/著(岩崎書店),2003年刊万博記念公園が登場する本。こちらをクリック
万博記念公園・大阪大学『トワイライト』重松清/著(文芸春秋),2002年刊万博記念公園が登場する本。こちらをクリック
万博記念公園・大阪大学『太陽の塔』森見登美彦/著(新潮社),2003年刊万博記念公園が登場する本。こちらをクリック
万博記念公園・大阪大学『オヨヨ島の冒険』小林信彦/著(晶文社),1970年刊万博記念公園が登場する本。こちらをクリック
万博記念公園・大阪大学『ゲンタ』風野潮/著(ほるぷ出版),2013年万博記念公園が登場する本。こちらをクリック
万博記念公園・大阪大学『ホームレス大学生』田村研一/著(ワニブック),2008年刊『ホームレス中学生』の作者、田村少年の兄の居場所は、万博の大タコ公園だった。当時、大学生だった麒麟・田村の兄が語るアナザーストーリー。こちらをクリック

 

【13】青葉丘・千里丘・新芦屋・樫切山・清水・尺谷・長野・山田

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山田・千里丘『ホームレス中学生』田村裕/著(ワニブックス),2007年刊13歳のときに突然住む家を無くし、近所の公園に一人住むようになった麒麟・田村少年。ダンボールで飢えをしのいだ日々や、亡き母への想いが詰まった貧乏自叙伝。山田西の「まきふん公園」、著者にとって「まさに天国だった」山田図書館(現・山田分室)や吹田高校などが出てきます。こちらをクリック

 

【14】春日・円山町・五月が丘・千里山・佐井寺・竹谷町

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千里山・佐井寺『虎がにじんだ夕暮れ』山田隆道/著(PHP研究所),2012年刊吹田市で生まれ育ったじいちゃんと僕。昔ながらの集落が残っている春日町を舞台に、阪神タイガース命のじいちゃんとの関係を軸に、タイガースのこと、家族のこと、大人びた幼馴染から教わる青春のあれこれと、主人公の小学生時代から大人になるまでを描いた小説。こちらをクリック
千里山・佐井寺『きけわだつみのこえ 新版』日本戦没学生記念会/編(岩波書店),1997年刊吹田市の資産家に生まれた木村久夫の項に、「吹田」「佐井寺の村」の記載があります。こちらをクリック

 

【15】朝日が丘町・片山町・岸部 出口町・天道町・西の庄町 原町・藤が丘町・山手町・上山手町

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片山・岸部『黄金を抱いて翔べ』高村薫/著(新潮社),1990年刊大阪市の中之島周辺と吹田を舞台に、銀行から金塊を強奪する小説。登場人物の住居が片山町周辺や南千里で、再開発や建て替えで今とは様子が変わったところもありますが、JR吹田北口やアサヒビール工場、旭通り商店街、吹田カトリック教会など実在の地名や町の描写が多数出てきます。こちらをクリック

 

【16】泉町・江の木町・江坂町・金田町・垂水町 豊津町・広芝町・南金田町・南吹田・穂波町 芳野町・芝田町

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豊津・南吹田『くるくるコンパス』越谷オサム/著(ポプラ社),2012年刊東京の中学生が京都へ修学旅行中、先生に「ないしょ」でルート外の大阪へ大冒険。新大阪からグリコの看板を目指しミナミヘ。そして、転校した彼女の新居を大阪市内地図だけを手に江坂をさまよい、川の土手近くの中学にたどり着きます。こちらをクリック
豊津・南吹田『MM9』山本弘/著(東京創元社),2007年刊江坂公園に植物型怪獣が出現。図書館横入口から気象庁特異生物対策部員たちの作戦が開始され、公園東側の音楽学校から監視します。地下駐輪場は怪獣の根がうねり、水浸し。ガラス張りのビルは殺人ビームで破壊され、陸橋は怪獣の下敷きになります。こちらをクリック
豊津・南吹田『ミーナの行進』小川洋子/著(中央公論新社),2006年刊母と離れて暮らすことになった朋子。母から「行けなかった万博の公園には連れ行ってもらった?」と手紙で聞かれますが、お出かけするよりも魅力的な芦屋のお屋敷での生活。中学一年生だった1972年の思い出が語られます。そのひとつ、「江坂ロイヤルマンション」を探してひそやかな冒険が描かれています。こちらをクリック

 

【17】朝日町・内本町・川岸町・川園町 寿町・幸町・昭和町・末広町・吹東町・清和園町・高城町・高浜町・中の島町・西御旅町・日の出町・東御旅町・平松町・南高浜町・南清和園町・南正雀・目俵町・元町

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JR以南『矢部家』矢部美幸/著(光文社),2012年刊著者はお笑いコンビ、ナインティナインの矢部浩之の兄。弟のひろゆきや家族を通して自身の少年時代を描いた自伝的物語。結構な借金があり必死に生きていたにも関わらず、家の中にはいつも笑いがあった、という様子が数々のエピソードから伝わってきます。地元のイベントの吹田まつりに行った時の様子も描かれています。こちらをクリック