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パブリックコメント要約

平成17年4月7日付で吹田市立図書館協議会から出された「将来を展望した吹田市立図書館のありかたについて」の中間答申に対し、同年5月にパブリックコメントとして、広く意見を求めたところ、合計8名の方々から貴重なご意見等を頂戴いたしました。答申の参考資料として要約等を掲載いたします。
○中間答申全般へのご意見(7名)

■図書館の現在のサービス内容に対しての要望。
・CDやビデオ/DVDなどAV資料の購入方法と予約システム等や、盗難防止に関する要望。
・6ブロック構想と、図書館運営の基本的スタンスについてのご意見。
■第二鉄道寮跡地の、公園としての有効利用についての要望。
・千里丘地区の図書館建設についての要望。
■利用不便地域の図書館建設についての要望。
・基本方針部分についてのご意見。市民が集い活動することのできる、地域に開かれた居場所・空間作りとの要望。
・指定管理者制度は、図書館運営に馴染まないとのご意見。公共図書館の果たすべき役割についてのご意見。
■千里丘地区等利用不便地域について、早急な図書館建設についての要望。
・専門的知識を要する図書館に対する、指定管理者制度導入は馴染まないとのご意見。
・地域に根ざし、人生の遊び場となるような、中核施設としての充実を要望。
■現図書館への好感と、今後も子育世代や高齢者の憩いの場としての充実を要望。
■6ブロック構想の再検討が求められる中、千里丘地区等の利用不便地域への総合的・抜本的施策についての要望。
・指定管理者制度に反対とのご意見。
■6ブロック構想による図書館配置計画の、アンバランスの見直しと克服への要望。
・指定管理者制度の導入時の課題の克服と、直営方式での運営を要望。

○中間答申に沿ったご意見(1名)

■「はじめに」に関する意見
・全般的に、中間答申発表後も市民の意見を直接反映すべきとのご意見。
・パブリックコメントについて、利用者の声を反映させる、もっと慎重・確実な方法をとるべきとのご意見。
・新山田図書館問題に言及し、当然答申に盛り込まれるべき図書館整備計画やサービス計画と合わせて検討するように述べているが、後先が逆ではないかとのご意見。
■「吹田市立図書館の現状と課題」に関する意見
・現状分析の基礎資料の整理と現状・地域・歴史的経過の各分析を不足とし、用語の使い方へのご意見。
・過去の条文や計画・提言・方針など、これまでの活動記録を整理し現状分析すべきとのご意見。
・地域的課題は各地域ごとに分析し、高齢者や子どもの利用、ならびにボランティアを含む障害者サービスへの言及が必要ではないかとのご意見。
・大学連携や物流の整備を含めた項目を立てるべきとのご意見。
■「図書館サービスの課題」に関する意見
・「基本方針を確認し、基本構想、基本計画をたて、その実施にあたり中期計画、年次計画および目標を策定する。その年度ごとの結果をまとめ、公表する。その自己評価と共に、協議会及び市民の評価を受けて、次の課題を設定する。」の文章を追加してほしいとのご意見。
・他市との比較で表される数字の差は何を意味するや。現在利用していない人や、現サービスやこれからの課題をもっと具体的に考える必要があるのではないかとのご意見。
■「これからの吹田市立図書館のあり方」に関する意見
・基本方針の中で述べられた項目に重複が多く、「市民と共同して作り上げていく図書館」「広場として人と情報、人と人をつなぐ図書館」の2項目を、追加してほしいとのご意見。
・基本方針達成上必要とされた留意点は、本来基本方針として謳われるべきものではないか。協働は共同でよいのではないかとのご意見。
■「図書館サービス」に関する意見
・サービスの内容とそのサービス実現のための手段とが未整理とする意見。
・第3者評価が市民の信頼を得るとのご意見。
・図書館協議会委員選任については、図書館に関心ある市民や専門家等もっと柔軟に対応してほしいとのご意見。
・館長を含め、責任ある仕事ができる司書の専門職集団の体制や、研修制度が必要とのご意見。