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2023/06/20

児童書おすすめ(6月20日)

| by 図書館管理者

書名しょめい :『古典がおいしい!平安時代のスイーツ』                        著者  ちょしゃ:  前川 佳代/著 宍戸 香美/著

かもがわ出版
 

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平安時代の天皇や貴族はどんなお菓子を食べていたのでしょうか。
たとえば夏にお馴染みのかき氷。
約千年前は「削(けず)り氷(ひ)」といい、清少納言の『枕草子』
では「あてなるもの(高貴で上品なもの)」の一つとして紹介さ
れています。
冬に作った氷を氷室(ひむろ)に保管し、夏に氷をだすのには天皇
の命令が必要でした。削った氷には、樹液を煮つめた「甘(あま)
葛(づら)煎(せん)」というシロップをかけます。
これも一日がかりで100㏄ほどしかとれない希少なものでした。
平安時代のお菓子って食べてみたいけれど作るのが大変そう……
そう思ったあなた、心配ありません。
この本では今あるもので作りやすいようにアレンジした「古代
スイーツ」のレシピが、古典作品とともに紹介されています。
奥深い歴史がつまったお菓子はどんな味がするのでしょう。
古代スイーツを作って味わいながら、千年前の世界に思いを馳(は)
せてみませんか。


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