まちの雑誌=NPOマガジン「どこでもない、ここのため、誰でもない、自分のために、まちづくり」 季刊誌 風土社発行
市民生活に関わる福祉マンション日記や介護は、まちの仕事・福祉・保健教育・文化・施設設備などあらゆる分野にテーマを求めて紹介してくれる情報誌であった。 雑誌を開くと最初のページにこんな印象深い一節があった。
まちは、ヒトが安心して生きられる環境をはぐくむところ。まちは、虫も鳥も緑も風も水も土も、すべての生命をはぐくむところ。まちは、人生をいいものと思うすこやかな生き方をはぐくむところ。
人間と人工と自然のやわらかな関係をはぐくみ、そのことにかかわるヒトの意識のはぐくみの過程を「まち育て」と呼ぼう。
「はぐくむ」とは「発展を願って大切にすること」「そだてる」は自発のココロと慈しみのココロをはらむ。
『まちの雑誌』は、まち育ての想いとふるまいを発信する場所。
「まち育て」への共感の高まりは、子どもとお年寄り、女と男、障害者と健常者、住民と行政、仕事と遊び、芸術と運動、モノとココロ、川と海、過去と未来、これらをゆるやかに、ひとつながりのなかに溶け込ませていく。
『まちの雑誌』は、「まち育て」の想像力の翼を広げ、それをきたえ、ホンモノの発想と行動に出会える場所。
『まちの雑誌』は、生命と協働の世紀を拓く場所である。
これからの福祉においてもこの一節は、とても重要なことと思えた。心あたたまるとも…共感したのだが。
No.6で休刊とは非常に残念である。
ちょっと一言