「親子読書文庫」は、親と子の読書をとおして家庭の中に読書習慣を形成し、豊かな情操と心身の健全な成長を図ることを目的とした事業です。図書館未設置町村内の文庫を対象に、親子読書文庫活動の推進に適当と思われる文庫を指定し、各町村の文庫支援体制が整うまでの期間、巡回による資料の援助・運営相談を行ってきました。目的、指定対象は変わりませんが、平成14年度より支援の方法が次のように変更になります。
指定期間の変更
町村の文庫支援体制が整うまでの期間を約3年と考え、指定期間を3ヶ年としていましたが、平成14年度より、指定期間を単年度とし、年度毎に申請を受け付けます。各町村の実情に合わせて指定期間の更新も考えています。ただし、同一文庫が連続して指定を受けられる期間は3年が上限です。
巡回および配本方法の変更
各文庫への直接巡回はいたしません。配本・回収は宅配便を利用し、各公民館を経由して行っていただくようになります。(その際の送料は県立図書館が負担いたします。)配本は年1回(5月)のみ、または年2回(5月・11月)のどちらかを希望することができます。
貸出セットの変更
1セットを100冊とし、各文庫2セット(200冊)以内をセット単位で貸出します。セット内容は対象年齢に合わせて三段階(乳幼児・幼児・児童向け)から選択できます。
研修会の実施
あづま号の2回目の巡回時に併せて年1回開催します。公民館の図書室担当者や文庫関係者を対象に研修および情報交換の場を設け、今後の文庫活動に役立てていただきたいと思っています。同時に各文庫からの運営相談等にも応じていきます。
ひとつでも多くの文庫が、自立し円滑な活動を持続できるように、今後も支援を続けていきたいと考えております。