もはやインターネットが一般的となった現代において、web上で図書館情報を提供という図書館も少なくはありません。県内の公共図書館を見ても、半分以上が、図書館独自、もしくは自治体のシステムを活用するなどして、インターネットによる情報の発信を行っています。
その中に、資料情報の提供を行っている図書館が七館あります。資料情報とは文字どおり図書の情報です。その図書館が、どのような資料を持っているかを公開し、利用者はそれを検索することができるわけです。
しかしながら、探している本を、目的の図書館で見つけることができれば良いのですが、所蔵していない場合は、次の図書館を検索ということになります。横断検索は、こうした検索の手間を省き、一度で、横断検索参加館全ての検索が行えるというものです(下段図参照)。
参加館としての条件としては、web上で図書館情報を公開していることがあげられます。また、同じ環境で情報が検索できるように、共通インターフェースを組み込むことが必要になります。多くの図書館に参加していただければ幸いですが、当初は、少数館での運用となりそうです。
※共通インターフェース仕様につきましては、企画管理部までお問い合わせ願います。
横断検索システムの運用が開始されますと、当然のことながら相互協力体制は強化されます。しかしながら、相互協力体制を支えるものは、お互いに協力しあうという精神です。まずは求められた資料を自館で揃えるかどうかの検討。借用するなら近くの図書館から。など、利用する側も、基本的な過程を是非踏まえていただきますようお願いします。